2011年6月19日日曜日

地震のまえと地震のあと

個展の準備を、今年に入ってからボチボチやってきたのですが、やはり311の以前と後では描く感覚がものすごく変わった感じがします。上のB全3枚の絵は表現アートの合宿で行く場所の景色の絵をもとにしたものを描いていたのですが、地震前に見た象徴的な夢とリンクして、こんな感じの絵になりました。なんか、あいまいで、描きながら自分の表現力のなさに落ち込んだりしていたのですが、パーソンセンタード的こじつけで、自分の「イマ」として、おしまいにしたときに何か腑に落ちたものがありました。ぜんぜんレベルが違うかもしれませんが、ピカソのゲルニカみたいに、何か大惨事から触発される作品を製作する感覚が理解できたよな気がするのです。(ピカソさんごめんなさいm(_ _)m)岡本太郎の明日の神話ではないけど(…岡本太郎さんもごめんなさいm(_ _)m)何か作品に込められたメッセージみたいのを人は語りがちですが、作品は作品であり、その瞬間の個人の感覚や感情がその作品にエネルギーを与えるものなのではないかと感じました。あたりまえのことですが、時代と空間を共有しているかどうかでも、その作品に対する感覚も違ってくるのだと。ピカソの時代の経験もスペインの空気もわたしには解らないけれど、その作品のエネルギーは感じることができる気がします。同じ時代と空間を共有した人たちには、またそれぞれの感覚を与えていたのかも?と想像します。
さて、時代と空間を共有し、それぞれの場所で地震を経験した会場に来てくれた方達なら、表現力が足りなくとも( ̄□ ̄;)作品と共に居ることで、好き嫌いは別として、何か感じてくれるたらうれしいな〜。6日間の会期も今日で最終日!本日夕方5時までの展示です!

1 件のコメント:

  1. おひさしぶり!! 突然このサイトにコメントです。絵、すっごくすてきです。どのくらいの大きさなの? 

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