2012年7月14日土曜日

パリのスーパーマーケットで

アントワープからタリスで2時間、小雨のパリに昨日移動してきました。国際学会の後、せっかくだからどこかでバカンスっぽいことをしたくて、農場滞在とか、ホームステイとか、色々検討したのですが、なんとなくダラダラとパリ近郊で過ごすことにしました。旦那さんも来れればよかったんだけどね、この時期忙しいそうで、まったくのひとり滞在になりました。 昨日、宿泊先について近所のスーパーにお買い物に行きました。そしたら、2人子どもを連れたママンがお買い物してて、その下の子どもが(バギーに座ってて多分3歳くらいかと思う)ずっと泣き叫びっぱなしなのです。かなりの金切り声で。お店中に響く鳴き声、時折ママンがなだめるというか叱るというか、声をかけて途切れるのだけど、すぐにまた泣きはじめます。ドキドキしながら観察してたけど、その子はなんか居心地が悪くて泣いてるみたい。何が欲しいとかじゃなくて、お母さんもっとかまってもらいたいみたいな感じに見えました。 何ができる訳でもなく、でも他のお客さんもガンガンに気にして見てる。そんなこんなでレジに並んでると、わたしのナナメ後ろに(となりの列に)その叫び子どもとそのお兄ちゃんとママンが並んでました、叫びながら…。わたしの順番がきたときに、レジ係りのおねいさんがひとつため息をつき、「マダム…うんちゃらかんちゃら…」とわたしに話しかけてきました。ディテールはよく聞き取れなかったんだけど、あの叫ぶ子どもとママンを先に済ませてくれない?って内容で(たぶん)わたしは「どうぞ」とその親子に順番をゆずったのでした。 なんか、周りも、うんうん、よかったという空気があって、なんだかとても感心しました。子どもを叱るでもなく、お母さんを責めるでもなく、第三者ができるお手伝いとしてはベストなんではないかな?お母さんにもやることがいっぱいあって、子どもには泣きたい気分の時があって、どうしようもない時はどうしようもないものね。それをレジのおねいさんが提案するってのも中々です。

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