2014年5月18日日曜日

記憶をたどるワークショップ、ひさびさ

いろーイチョウの黄色
   夕焼けと夜空の境目ピンクと藤色のまざったライン
   うずら卵の裏側のグリーン
   冬の日本海の黒

おとー雪をふむ長靴のきしむ音
   晴れた日にお布団をたたく音、ひびく音
   外階段(金属の)を降りて来る音
   小学校の運ばれてくる給食ワゴンの音、ちょっと重たい音

においー夕方のよそのおうちの煮てるカレーのにおい(まだカレー粉は入っていない)
   お彼岸の日、朝から煮てる小豆のにおい(昼ご飯はおはぎ)
   ひなたぼっこした犬の毛のにおい
   ツンとしてるけどぬるっとしてるペンキ塗り立てのにおい
   夏の日の工事した直後の湯気のたってるアスファルトのにおい

昨日、アーティストのための表現アートセラピーは「記憶をたどるワークショップ」でした。表現アートのインターンで考えたもので、それ以降少しづつグループにあわせて試行錯誤してやっているプログラムです。

いろ、おと、におい、で思い浮かぶものを書き出してみて、身体の感じを味わってみたり、思い出すことをシェアしたりします。上のものは昨日のわたしの思い浮かんだものです。リアルな感じのものもあるし、遠い昔の感じのものもあります。

実際の自分の感情や出来事にフォーカスしないで、いま自分の中の感覚から出てくるものとを並べてみてみることは、絵画やアートを製作することと似ている感じがします。(そしてそれは実際の自分のリアルにつながっていたり、つながっていなかったり)今ではない思い出や記憶自体、それぞれの人によって違うけど、いろ、おと、におい、で出していくとそれぞれグループの他の人のものからも、何かしら共鳴する部分もあったりします。

わたしのすごく好きなワークのひとつです。

気持ちのいい陽気なので、ちょこっと窓をあけて部屋に風を通しながら、ひとりでライティングしてみてもいいかもしれません。思いつく、いろ、おと、におい…。
なんだかポワンポワンとしたものが飛んでる絵をかきました…

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