2014年9月3日水曜日

HACOTEN「夏休みの宿題のとちゅう、あるいは浜辺の土産物屋の陳列棚」よりーその3

千駄木のギャラリーKingyoにて「HACOTEN」は明日9/4の午後5時までで〜〜す!

さて、先週のつづき。
ゲンは友達のところに向かっていた。そのためにテレポーテーションしなければならなかった。必要なアイテム、霧苔サルオガセを手に入れるために海にむかった。海には人魚がいた。
人魚は歌をうたっていた、歌声でなみのしずくが揺れてキラキラとした光を放っていた。

その奥からも歌声が聞こえた、そこにはフレディ・マーキュリ(?)がいた…

はっ!この海を越えるには、彼らに気がつかれないように、同じような美しい歌を歌い続けなければならないことに気がついた!ゲンも負けじと声をはりあげた、すると…
イルカといっしょにバクバクバク三兄弟がやってきた。もちろん、彼らも歌っていた。気がつくと新月の夜が海をおおっていた。みんなが歌っていた、真っ暗な海に響く歌声はキラキラとした光をはなち、暗い水面に灯りを反射させていた。その中を…ゲンはゆっくりと歌いながら通り抜けることができた。やった!ゲン!まだら竜の住む森はもうすぐだ…(つづく)