2014年2月18日火曜日

パンをこねる


またまた関東地方に大雪が降って、土曜のお仕事がお休みになりました。個展の準備も進んでなくて、やることは沢山あるのに、パンを焼きたくなった!

昨年、中学生からのおつきあいのオーブン(トースターの大きめな感じのシンプルなやつ)に別れをつげ、あたらしくオーブンレンジを買って、しばらくぶりにパンを自分で焼くようになりました。パンブームは20ン年ほど前にもあって、その時はかなりいいかげんにモソモソのパンを作ってた気がします。食べてくれてた家族に感謝…。

その20ン年のあいだに、わたしゃ陶芸を開始して地味に続けていたので、今回もう一度パンつくってみよ、って思った時に「なぁ〜〜んだ、こねるの楽勝〜楽しい〜〜」って感動してしまったくらいなんです。これってアートセラピーに出会った時に「なぁ〜〜んだ、絵描くのって楽勝〜〜(外でインスタレーション企画して作るより(^^;;;;;;)楽しい〜〜」ってのと同じだったかも…。

昔はそうでなかったけど、今はネットでもお店でも沢山の種類のパン用の小麦粉や天然酵母が比較的簡単に手に入るようになったので、昨年の春くらいからやたらパンをこねまくって焼きまくってきました。

実はやっと最近、パンの気持ちに近づくことができるようになったかな〜〜?って思います。小麦粉さんとか酵母さんとかは季節によって、コンディションによってすっごく変化するんで、こねながら、発酵の具合を見ながら、焼けてる様子を見ながら…水の分量とかも具合をみながらフレキシブルに変えていかなきゃいけないし、タイミングや待つことがとても大切。

そう思うと人間も同じで、寒いときや暖かいとき、大雪のときや晴天のとき、落ち込んでるときやあせってるとき、同じ仕事を同じにこなすなんて!!!できるもんじゃないんよね〜〜。と妙に納得したりして。

こないだは待つことの大切さを感じたなぁ、あせってあれこれやらないで、手を出さないで、本パンに無駄に干渉せず、あたたかく見守り、本パンを尊重して…ってな感じ、そうすると、あ〜〜ら不思議、粉の個性がよく出てるパンが焼けるんです。

個展まであと2週間、でも、あんまりあせらずに(いいのか?)春は待ってればくるんだなぁってくらいの気持ちでがんばります!

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