夕焼けと夜空の境目ピンクと藤色のまざったライン
うずら卵の裏側のグリーン
冬の日本海の黒
おとー雪をふむ長靴のきしむ音
晴れた日にお布団をたたく音、ひびく音
外階段(金属の)を降りて来る音
小学校の運ばれてくる給食ワゴンの音、ちょっと重たい音
においー夕方のよそのおうちの煮てるカレーのにおい(まだカレー粉は入っていない)
お彼岸の日、朝から煮てる小豆のにおい(昼ご飯はおはぎ)
ひなたぼっこした犬の毛のにおい
ツンとしてるけどぬるっとしてるペンキ塗り立てのにおい
夏の日の工事した直後の湯気のたってるアスファルトのにおい
昨日、アーティストのための表現アートセラピーは「記憶をたどるワークショップ」でした。表現アートのインターンで考えたもので、それ以降少しづつグループにあわせて試行錯誤してやっているプログラムです。
いろ、おと、におい、で思い浮かぶものを書き出してみて、身体の感じを味わってみたり、思い出すことをシェアしたりします。上のものは昨日のわたしの思い浮かんだものです。リアルな感じのものもあるし、遠い昔の感じのものもあります。
実際の自分の感情や出来事にフォーカスしないで、いま自分の中の感覚から出てくるものとを並べてみてみることは、絵画やアートを製作することと似ている感じがします。(そしてそれは実際の自分のリアルにつながっていたり、つながっていなかったり)今ではない思い出や記憶自体、それぞれの人によって違うけど、いろ、おと、におい、で出していくとそれぞれグループの他の人のものからも、何かしら共鳴する部分もあったりします。
わたしのすごく好きなワークのひとつです。
気持ちのいい陽気なので、ちょこっと窓をあけて部屋に風を通しながら、ひとりでライティングしてみてもいいかもしれません。思いつく、いろ、おと、におい…。
なんだかポワンポワンとしたものが飛んでる絵をかきました… |
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