2013年9月10日火曜日

海外旅行保険を使ってBarcelonaで病院に行きました

文字ばっかの長文です!

夏休みの旅行でBarcelonaに行って旦那さん高熱を出したのは、わずか10日ほど前のことだけど、ものすごく前のように感じます。無事に旅行を続けられたのも、海外旅行保険を使って病院に行くことができたおかげです。いやあ、保険って大事だわ。せっかくだから、他の方の参考になるかも?と思い、その経緯を書いておきますね。

出かける一週間くらい前から、彼は扁桃腺を腫らして熱っぽい何日かを過ごしていました。おそらく鼻ものども弱っていて、休みの前なので仕事も詰めてやってたので疲労もたまっていたのでしょう。湿度の多い日本から、乾燥した飛行機で12時間過ごし、寒いParisの飛行場で真夜中の3時間の乗り継ぎの待ち時間を過ごし…。ちゃんとしたベッドで寝れて、落ち着いたくらいの頃です…。旦那さんは朝なのに起きれなくて、でも朝ご飯をちょっと食べてベッドに戻った時には、もうカンカンに身体が熱くなってて意識はもうろうとしてたように見えました。…体温計は持ってなかったけど、あきらかに高い熱なので近所のスーパーに行って、お水とスポーツドリンクみたいなもの(たぶん)を買ってきました。頭に濡れタオル、ビニール袋に氷をつめて頭のてっぺんと首のまわりに当てました。

普段はもっと常備薬的なものをいくつか用意してたのですが、今回は葛根湯と小青龍刀と下痢止めと胃薬みたいなものを2〜3つ持ってただけで、解熱剤は持っていなかったのです。本人は解熱剤があれば飲みたいと言ったので、薬局を探して買ってこようかとも思って、薬の言い方を調べたりしてました。ネットで日本の人のお医者さんとかいないかと調べたりもしました。

朝8時からすったもんだして、11時過ぎてもカンカンに熱があがったままです。がんばって水分を摂らせてるんだけど、のどが腫れてるので飲み込むのも辛いようで、本人は眠ることもできなくてぼーーーっと横になってるだけ…。その時、思いついたのです、(遅い?)せっかく旅行保険毎回かけて来てるんだから、保険やさんに相談してみよ〜〜っと!旦那さんにも、何日も寝こむようなことになる前に医者に看てもらおうよ、と言いました。彼もかなり精神的にも気弱になってたので覚悟を決めました。(本当はものすごい医者嫌いなのです)

海外旅行保険のホットラインに電話をかけました。どこにつながってるかはわからないのですが、日本語の男性が丁寧に受け答えてくれました。保険書の番号と名前、病気の状況と、今の滞在場所と電話番号を知らせると、対応可能な近くの病院を調べて折り返し連絡をくれると言って電話を切りました。ここでちょっとひと安心。

30分くらいたって、保険やさんから電話がありました。Barcelona市内の病院の住所と、そこの入口ロビーで保険やさんから頼んでくれた専門の通訳さんが待っててくれること、そこでの待ち合わせ時間(地図で見ると、TAXIで10分くらいの距離だったので)を1時間後に約束して、通訳さんの電話番号を教えてもらい電話を切りました。さあ、病院に行こう!

BarcelonaのTAXIは流しがたくさん走ってて、気軽に使えてものすごく便利です。高熱の旦那さんと二人でオロオロとしてたので、少しもたつきましたが、無事に待ち合わせの病院に着きました。(あーーー写真撮ればよかったーー)近代的なかっちょいい病院。入口のドア入ってすぐのところに通訳のSさんが待っててくれました。同年代くらい?かな、落ち着いて挨拶してテキパキと「受付は地下ですが、階段で歩いて行けますか?エレベーターでいきますか?」と言ってくれました。ここで旦那もわたしも、かなりホっとしました。

ちょうど午後2時半くらい、地下の受付でダメダメな旦那はベンチに座り、Sさんが保険の書類を持ってきてくれてて、それに保険の番号、滞在先の住所と連絡先と東京の住所などなど、病気の経過や症状などを書き入れました。もちろん日本語で。実は旦那さんは続けて飲んでる薬(皮膚系の)があって、それについても伝えなきゃならないのでSさんに説明しました。その薬の成分などをSさんが調べてくれて、その他の情報もSさんが病院の問診票?か受付の書類かに何か書いて受付の人に渡してくれました。それで、受付完了。

Sさんは医療系の専門の通訳さんだそうです。待ち合い室に行って、お医者さんが聞きそうなことを事前にいくつか質問してくれました。順番がきたら、旦那と一緒に診察室へ行ってくれました。…わたしは一緒に行きたかったのですが、ダメですよって言われました。(当然だよね〜)外国の病院なんてはじめてなんで、も〜〜あるもの、みるもの、他の人、病院の人もおもしろくっておもしろくって…ガン見してました。ははは…!実はけっこう楽しかったぁ、順番の電光掲示板のボード見たり、建物のちょっと変わったデザインを眺めたり、ちょうどランチ時なのでスタッフの人達がお盆に載せたランチを持ってたので中身が気になったり、待合室の椅子からすぐにトイレのドアがあって、これは便利だわいと思ったり…

30分くらいで出てきました。どうやら、なんらかの処置とかは必要ではなかったようで(日本ではぜったいあの状態だったら点滴かと思ってたんだけど)熱計って、触診して、お薬の処方箋出して終了。「この薬、御主人が細いからでしょう、大人の分量の半分くらいですよ」とSさん♪ヽ(▽ ̄ )ノ…んだわな、現地の高校生より細いかも。ロビーのベンチで旦那には休んでてもらって、Sさんと二人で外の薬局で処方箋の薬を買いに行きます。注文してくれて、薬の箱にサラサラと日本語で処方を書いてくれました。…ほんとにありがとう!!「病院のロビーのスタッフに、薬屋さんから戻ったらタクシー呼んでくれるように頼んでありますから」って!!!まったく至れり尽くせりでした!!ありがと〜〜〜!行き帰りのTAXI代と薬代のレシートは取っておいて、帰国したら処方箋と書類を出せば、全額保険で払ってくれるんです。すご〜〜い!(当たり前なのかもしれませんが、保険に感謝!)

無事TAXIで戻り、戻ったのは午後4時くらいだったでしょうか…長い1日でした。巨大な解熱剤と抗生物質と痛み止めの真っ赤なシロップを飲んで、旦那さんはどうにか眠ることができて、少しづつ快方に向かうことができました…。ああ…よかった。すったもんだでしたが、わたしにとってはけっこう興味深い経験でした。あっくんもいいかげんええ歳なんだから、体調管理に気をつけて無理しないようにしなくっちゃね〜〜!



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